日銀:701億円のETFを買入。

投資関連情報

ETF及びJ-REIT買取総額年度別合計

出典 https://www3.boj.or.jp/market/jp/menu_etf.htm

(注)を参照ください。 J-REIT ETFの新規

貸付結果

買入
年別合計
2010年 284 22 306
2011年 8,003 643 8,646
2012年 6,397 446 6,843
2013年 10,953 299 11,252
2014年 12,845 372 13,217
2015年 30,694 921 31,615
2016年 43,820 2,196 887 46,903
2017年 56,069 2,964 898 59,931
2018年 62,100 2,940 564 65,604
2019年 40,880 2,892 528 44,300
2020年 68,449 2,904 1,147 3,868 72,500
  2021年01月 2,004 228 27 964 2,259
  2021年02月 501 216 24 81 741
  2021年03月 2705 276 9 107 2.990
  2021年04月 701  
過去合計 346,405 14,532 6,787 5,020 367,107

2021年3月31日大引け基準

(注)

  • 左列:下記以外のETF
  • 右列:設備投資および人材投資に積極的に取り組んでいる企業を支援するためのETF
  • 2021年2月28日現在の貸付残高は、1,993億円です。(毎月末発表)

J-REIT市場の2021年3月現在の時価総額は約13兆円ですが、3月31日現在、その5%程度にあたる6787億円相当のJ-REITを、日本銀行は買入しております。

東京証券取引所一部銘柄、2020年大晦日現在の時価総額合計は6,735,119億円。上記のサマリーシートの通り、2010年~2020年、11年間の日銀買取実績は、345,704 + 13,896 = 359,600億円です。但し、日本銀行がETFとして間接的に保有していたDoCoMo株が、2020年11月NTTのMBOにより買い戻されましたので、日銀は1兆円近い金額をNTTから受領したと思われます。仮に日銀が1兆円をNTTから受領したとすれば、ETF買取金額は約34.5兆円となり、東証一部銘柄に占める日銀の持ち株比率は、5.14%となります。

興味深いことに、東証においてシステム異常が発生し、終日の取引が行われなかった2020年10月1日でも、12憶円のETFの購入を行ったことが報告されています。このことから、日銀は、ザラ場時間ばかりではなく、取引時間外でもPTS等の市場を使って株式買入を行っていることが分かります。

2020年大発会でも日銀買入の報告がされています。2020年6月以降では、1日あたりのETF買い入れ総額は701億円、ETFは501億円に減額されています。

日本銀行保有株式貸出実績

新規貸付額  New Lending of ETFs (億円)
06/01 07/01 0 08/01 09/01 77 10/01 207 11/01 12/01 8
06/02 07/02 0 08/02 09/02 10/02 11/02 79 12/02 1
06/03 07/03 08/03 09/03 76 10/03 11/03 0 12/03 27
06/04 07/04 08/04 09/04 10/04 11/04 3 12/04
06/05 07/05 08/05 09/05 10/05 11/05 76 12/05
06/06 07/06 08/06 1 09/06 10/06 800 11/06 100 12/06
06/07 07/07 0 08/07 1 09/07 10/07 11/07 12/07 1
06/08 07/08 08/08 09/08 67 10/08 267 11/08 12/08 1
06/09 07/09 0 08/09 09/09 65 10/09 11/09 14 12/09 6
06/10 07/10 1 08/10 09/10 10/10 11/10 202 12/10 28
06/11 07/11 08/11 09/11 0 10/11 11/11 12/11 11
06/12 0 07/12 08/12 09/12 10/12 132 11/12 12/12
06/13 07/13 3 08/13 1 09/13 10/13 3 11/13 12/13
06/14 07/14 1 08/14 09/14 10/14 11/14 12/14
06/15 07/15 33 08/15 09/15 10/15 198 11/15 12/15
06/16 2 07/16 08/16 09/16 10/16 427 11/16 12/16
06/17 0 07/17 08/17 0 09/17 10/17 11/17 12/17 8
06/18 0 07/18 08/18 09/18 4 10/18 11/18 12/18
06/19 07/19 08/19 09/19 10/19 11/19 12/19
06/20 07/20 0 08/20 09/20 10/20 132 11/20 100 12/20
06/21 07/21 08/21 2 09/21 10/21 11/21 12/21
06/22 0 07/22 08/22 09/22 10/22 11/22 12/22 5
06/23 1 07/23 08/23 09/23 10/23 2 11/23 12/23
06/24 07/24 08/24 0 09/24 10/24 11/24 12/24 8
06/25 100 07/25 08/25 3 09/25 10/25 11/25 153 12/25
06/26 0 07/26 08/26 09/26 10/26 11/26 7 12/26
06/27 07/27 0 08/27 8 09/27 10/27 11/27 7 12/27
06/28 07/28 08/28 09/28 10/28 9 11/28 12/28
06/29 0 07/29 08/29 09/29 10/29 11/29 12/29
06/30 0 07/30 08/30 09/30 10/30 11/30 8 12/30 300
07/31 5 08/31 67 10/31
小計 103 小計 43 小計 83 小計 289 小計 2,177 小計 749 小計 404

日本銀行は、2020年6月より保有するETF株の貸出しを始めました。J-REITを貸出しているかどうかは公表されていませんが、日本ビルファンドが公募発表を行った2020年10月9日の直前に1067億円相当の貸出を行った報告のある事から、保有中のJ-REITを貸出を行っていると推定します。

尚、JALの大型公募発表は11月6日、ANAは11月27日でしたが、やはり発表日前後では貸出が行われています。これらのことから、日銀の持株貸出しの目的は、増資に備えたリスクヘッジと考えます。

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